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ないもののレビュー① 「『ないなぁ』を『あるなぁ』に変える本」

こんにちは、くずみ―です。

 

烏丸書房より出版されている「『ないなぁ』を『あるなぁ』に変える本」(大鳥 義隆 著)を読んだので、その感想を書いていきたいと思います。

 

この本のジャンルとしては自己啓発本なのですが、僕の性格とマッチしたというところもあるのでしょうが、非常に面白いと感じました。

 

この本の要旨をまとめるとすると、以下の3点です。

・天才でない限り、大体の発想(疑問含む)は既出である

・何かが世にないと感じた時は、まず調べ方を工夫すべきである

・それでも見つからない場合はブルーオーシャンの発見であり、バズるチャンスである

 

「バズるチャンス」はちょっと意訳しすぎ感もあるかもしれませんが、大体このような感じです。一点ずつ見ていきましょう。



●天才でない限り、大体の発想(疑問含む)は既出である

 こういう話はよく聞きますよね。アイデア出しのための本やネット記事などでも、「新しいアイデアは完璧に新しいものではなく、既存のものを今までにない組み合わせ方をしたものである」ということがよく言われています。

 僕たちのような一般人の発想などはたいてい世の中の誰かが考えている、ということをこの本では序盤で説明しています。エクセルで「こんなこと出来ないかなぁ」というような内容はたいてい説明記事が存在している、というような事例が非常にわかりやすかったです。

 「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」という本が出版されていることからも、このことがよくわかります。



●何かが世にないと感じた時は、まず調べ方を工夫すべきである

 ここがこの本の主題の1つです。わからないことがあったときに”ググる”ことは大前提なのですが(この時点で高齢者の一部はこの本からふるい落とされるかも知れませんが)、調べたい内容の属性に応じて調べ方を変えよう、というのが大事なポイントです。

 例えば、ソシャゲの攻略情報や政治・事件のニュースなど、刻一刻と状況が変わるようなものはWEB記事にするまで時間がかかったり、google検索をかけてもSEO(検索上位に来る力のようなもの)が強いページが上位にきて時系列順に並ばず、最新のものが見つかりづらいです。なので、それらの点が解決されるyoutubeを使った検索が有用です。また、道路の事故情報など「たった今」の情報が知りたい場合は、WEBページも出来ていなければyoutubeに動画も上がっておらず、メディアが取り上げるまでに時間がかかるので、「yahoo!のリアルタイム検索」でツイッター等の一般人のつぶやきを一元的に収集することが有用とのことでした。職場の老人にパソコンについて質問される度に「目の前のその機械でggrks」と思っていた僕でしたが、ググる以外の有用な方法については目からうろこでした。これ以外にも、色々な情報収集プラットフォームの紹介がされていましたが、特に上記の内容が印象的でした。



●それでも見つからない場合はブルーオーシャンの発見であり、バズるチャンスである

 この本で紹介された、多岐にわたる方法でも見つからない情報というのは、”これまでにない既存の発想の組み合わせ”、つまりは”新しい発想”になります。類似の情報が検索で出たとしても、ドンピシャリなものが出てこない場合、これは大きなチャンスになります。なぜなら、WEBページや動画、ツイートなどで自分が説明を行えば、同じ発想が後から生まれたとき、自分が作った動画やページが検索上位になりやすいのです。今のネット社会では「見てもらえる」ということは大きな価値を生みます。まだ誰もたどり着いていない(紹介していない)疑問の解決法を解説したときや、まだ誰も行っていないアクティビティを行ったときなど、インターネット上で自分が第一人者になることで、大きなチャンスが生まれます。それは広告収入かもしれないし、多くの人からの承認かもしれないし、次なる別のチャンスかもしれません。



 …というのが、この本から僕が受け取った内容でした。簡潔に紹介しようと思っていたのですが、かなり長くなってしまいました。僕の悪い癖なので頑張って直そうと思います。

 自己啓発本のジャンルはかなり久しぶりに読みましたが、かなり良本だったなと感じましたので、皆さんもぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

 

それではまた次回のないもののレビューでお会いしましょう。読んでいただきありがとうございました。