くずみーのくずかご

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カウンセリング体験記

 メンタルがかなりしんどかったので初めてカウンセリングに行ってきた。もっと早くに行っておけばよかった、と思った。いつも前置きがクソ長いので今回は手短にする。

 

○経緯

 昔から死にたい→最近メンタル特にしんどい→初精神科(と心療内科が一緒になったとこ)に行った→役に立つ薬はもらったが根本の解決にアプローチできているとは思えなかった→「生きづらさ」のキーワードから「アダルトチルドレン」に行き着き、自分はこれの傾向があるのではないかと思う→関連書籍を読むと「とりあえずカウンセリングを受けろ。できればアダルトチルドレンに理解のあるところを」と書いてある→「(地域名) アダルトチルドレン カウンセリング」で調べて出たところがよさそうだったので行った、という感じ。

 

 結果として、行ってとてもよかったので、聞いた内容を備忘録的に記載する。メンタルの内容なので、僕に寄せた内容であり、それぞれ個人にあった内容がきっとあるはずなので、興味を持ったメンタル激よわ勢の皆さんはここに記載の内容を実践するよりは最寄りのカウンセリングを検索することをお勧めする。

 

 

○僕が覚えておきたい内容

★自分を苦しめているのは過去の自分の思考

 幼少期に自分の言いたいことが言えず(怒られないように)我慢する必要があった。怒られないためには“これはしてもよい”“これはしてはいけない”のラインを決め、それを守っていればとりあえず大丈夫という状態をつくることで乗り切っていた。その時で言えばこの対処法は正解なのだが、親に怒られるということがなくなった今については不要である。しかし、この習慣がそのまま残ってしまったことで、現在も「これはしてもいい、これはしてはいけない」という思考に支配されており、自分を苦しめている。

 

 改善のためには、この思考の固まりを緩める必要がある。それをするのが難しいものについては過去を思い返す。過去の経験が原因となっていることが多いので、その時の自分の気持ちを理解してあげることで改善する場合がある。

 

 

 

★自分が“してはいけない”と思っていることは、してもよい

 自分が“してはいけない”と思っていることを書き出し、↑みたいなことをカウンセラーが言っていたな、ということを思い出す。行動として何もできなかったとしても、とりあえず思い出す。基本的には、「法に反する」「何か困ったことになる」という場合以外は何をしてもよい。コンビニに入ってトイレに入って何も買わずに出たり、後ろに並んでいる人がいるけれども小銭を探したり、小さいことから“やってはいけないこと”をやってみるとよい。言いたいことを言う、ということも必要なのでやるとよい。嫌な人に対して、嫌な顔や嫌な態度をとることも大事である。

 

 

 

★選択するときは、楽な方(心地いい方)を選択することを意識する

 「こちらの方をやった方がきっといいんだろうな」と思ってもあえて楽な方を選択する。ただ、楽な方を選んだことで罪悪感にさいなまれることもあるので、その罪悪感によるダメージも加味したうえでの楽な方を選ぶ。

 

 

 

★嫌なことや気になることを考えすぎてずっとつらいときは、考えることをとめて嫌な気持ちをそのまま保つ

 気になることがあるときに、考えすぎることがよくあるはず。普通の人は気になることや嫌な気持ちを受け止めてもらえる(という経験をしている)。そのため、物事が解決していなくても楽になる。しかし自分の場合は幼少期に思ったことを言えなかった経験から、気になることがある場合に自分で解決するしかない、と感じてしまう。そのため、何とか解決しようとずっと気になることを考え続けてしまう。そういった場合は、まず考えることをとめて、嫌な気持ちをあえてそのまま抱えて過ごすことをする。苦行であるが、これが一番嫌な気持ちが過ぎるのが早い。これを実施すると最初はしんどいので、しんどくなってきたらゲームやスポーツなど別のことに逃げる。そして楽になってきたらまた戻ってきて嫌な気持ちを抱えておく

 

 また、この不安な状態でちょっと楽になる方法を探す。横になる、音楽を聴く、散歩をする、カフェに行くなど(上記の逃げているのとの差が分かりにくいが、ラインは「嫌な気持ち、不安な気持ちが自覚されているかどうか」。睡眠をとったり別のことに没頭したりというのは不安な気持ちを自覚していないのでここでは“逃げ”)。

 

 不安な気持ちを保ち続けることによって、いずれ逃げなくてもよくなる。ただ、今はすぐ潰れてしまうので、ダメだと思ったら逃げる

 

 

 

★普通の人:何も考えていない→普通の人生

 今の自分:ずっと考え続けている→苦行

 普通の人は、基本的に何も考えていない。しかし自分はずっと“どうしたらいいか”を考えているので苦行である。こんな苦行を行っている人は自殺してしまったり何かに依存したり、犯罪を犯したりしてしまうことが多い。そういったことにならず普通に生きているだけですごい。ここまでの苦行をこなしてきた経験値があるので、今後は何も考えなくても大抵のことはできる。ここからは自分の気持ちを受け止め、わかってあげることに専念すればよい

 

 

 

★自分と自分の大事な人の気持ち以外はどうでもいいものである

 自分の気持ちは一番大事である。また、自分の大事な人の気持ちもまた大事である。それ以外の人の気持ちは何でもないもので、その人の責任である。なので、怒っていようが悲しんでいようが、自分で責任を取ろうとする必要はない。何もしなくていい。怒りたくて怒っている人なのだなと考えればよく、なだめなければいけないなどと考える必要はない。他人の気持ちをわかってあげる必要はない。(とある教授に色々と言われてストレスになっているので)「うるさいクソ教授」「早く死ねばいいのに」と思っていればよい。口に出さなければよい。

 強気に何か言ってくる人は、相手をコントロールしたいためにそういった態度に出る。それに乗ってあげる必要はない。通用しなければやらなくなる。

 

(その他)

 「共依存かもしれない」という本を読むとよい。10代向けと副題にあるが役に立つ。著者がアメリカの人なので出てくる例えもアメリカっぽいのだが、役に立つ。

 

内容は以上である。以下はカウンセリングに興味がある人用。

 

 

○行ってみたカウンセリングなどについて云々

・金額は初回90分6,000円~8,000円、2回目以降は60分4,000円~5,000円だった。色々見た中では割と良心的な金額だと思う。あとHPも好感が持てる感じで、スピリチュアルなことや共感できないことが書いていなかった。

(カウンセリングで調べると、「こいつには絶対カウンセリング受けたくない」と一目で感じるようなHPも出てくる。精神科や心療内科と違ってやばそうなページのヒット率がそこそこ高い。)

 

・僕が行ったところは、ビルの中に一室構えていたが、ビルによくある表札(?)や看板などは一切出しておらず、HPで知る以外にそこにたどり着く術はないようにできていた。メンタル系のところは入るのに抵抗感がある人もいるのでその配慮であろうと思われた。

 

・中は1.5畳~2畳くらいの小さい部屋にふわふわのカーペットが引いてあり、クッションやソファなどが用意されていた。どこに座ってもいいし何を使ってもよいとのことだった。

 

・カウンセラーの人は落ち着いた雰囲気の人で、やわらかい語調で話してくれた。しょっぱなから遅刻したが対応も優しかったし気にも留めていないようだった。カウンセリングを始める前に色々丁寧に教えてくれた。「ここでは薬の処方やスピリチュアルなことはできない」と事前に教えてくれたので安心した。時間はキッチンタイマーみたいなものをテーブルの見える位置に置いて計っていた。途中でトイレに行きたかったら行けばいいし飲み物が欲しかったら自販機で買ってきてもいい(最初にお茶は1杯出してくれた)し、その間はタイマーを止めるとのことだった。

 

・カウンセリングを受ける前は「90分結構長くない?」「どうやって喋ればいいの?」と思っていた。一番初めは先生も「どこから話しましょうかねぇ」とお互いどうしていいかわからない感じになったので、とりあえず思いついたところから話し始めるとだんだんノッてきて、今まで考えてきたことがどっと口から出て、気づけば15分くらい自分でしゃべっていた。その間カウンセラーの先生はずっと相槌を打ちながら聞いてくれて、こちらの話が終わってから色々とアドバイスを始めてくれたので気持ち的にもスムーズというか快適だった。

 

・最後に15分くらい時間に余裕ができたので若干どうしようか焦ったが、適当にHPを見て気になったことや、普段気になるメンタルのことについて聞いてみたりしたら、サクッと時間が終わった。時間が終わってもある程度の区切りがつくまで話してくれたので良心的だった。

 

・次にいつ来ればいいかは決めず、来たくなったら来ればいいとのことだった。

 

 カウンセリングが終わった後はなんだか希望が生まれたような感覚だった。今まで人生が絶望的であったところに、1つの指針を示された。どうしていいかわからなかった現状から、何をすればいいかが見えるようになったのは非常に大きい。

 改善には時間がかかる(幼少期から今まで積み上げてきたものを変えるのでそう簡単にはいかない。まだ普通に死にたいと思っている)が、ノーヒントかつステータス縛りで人生をプレイするマゾゲーよりかはだいぶマシに思えたので、行ってよかったと思うし、また行こうと思う。やはり自分で無理に何とかしようとするより専門家に聞くのが一番だな、と再認識した。